2025年05月19日
夏

季節ごとに工場内の温度が変わります。
夏場の暑さに悩まされている方が多いのではないでしょうか?
暑さによって、夏バテなどの問題が発生します。
工場の稼働に支障をきたさないためには、暑さの原因・対処法を抑えることが重要。
今回の記事では、夏場に工場が暑くなる原因に加え、
主な対処法について解説します。
夏場の暑さを対策したいと感じている方は一度参考にしてみてください。
夏場の工場が暑くなる原因
人によっては、
夏場の工場がどうして暑くなるのか疑問に感じているのではないでしょうか?
暑くなる原因について理解した上で適切な方法で対策する必要があります。
主な原因として、以下のものが挙げられます。
・太陽の輻射熱
・工場の屋根・外壁の材質
・工場内に設置されている機械
・天井の高さ
・工場の面積
・不適切な換気方法
・エアコンの故障
まずは夏場の工場が暑くなる原因について解説するので、
従業員の労働環境を整えたいと感じている方は参考にしてみてください。
太陽の輻射熱
太陽から発せられる輻射熱は夏場の工場が暑くなる原因の1つ。
輻射熱とは、物に熱を伝える性質を持つ熱です。
暑さ対策を行う際、
太陽から発せられる輻射熱をどのように対策するかについて検討する必要があります。
工場の屋根・外壁の材質
工場の屋根・外壁の材質も夏場の工場が暑くなる原因。
熱を吸収しやすい材質として、金属・セメントが挙げられます。
屋根・外壁は太陽から発せられる輻射熱だけではなく、
雨風・黄砂などに晒され続けています。
工場のメンテナンスを行う際、
屋根・外壁の状態に気を配ることが重要です。
工場内に設置されている機械
工場内に設置されている機械から輻射熱が発せられます。
機械周辺が暑いなどの悩みが従業員の口から出ていないか把握し、
夏場の暑さを対策する必要があります。
天井の高さ
工場の天井も暑くなる原因。
高ければ高い程、暑くなりやすいです。
天井が高いと、冷房効率が低下することが理由に挙げられます。
工場の面積
工場の面積も暑くなる原因の1つです。
広ければ広い程、冷房効率が低下します。
結果、夏場の暑さに悩まされやすくなります。
不適切な換気方法
換気方法が不適切なことも夏場の工場が暑くなる原因。
熱がこもると、暑く感じやすくなります。
エアコンの故障
エアコンの故障も夏場の工場が暑くなる原因の1つです。
工場内の掃除などの際にエアコンに問題がないかチェックすることをおすすめします。
夏場における工場の暑さを対処する方法
夏場における工場の暑さを一体どのような方法で対処すれば良いか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?
暑さの対処法は複数存在します。
主に以下の方法で対処が行われます。
・遮熱シート
・遮熱屋根
・断熱材
・カバー工法
・スポット空調
・大型扇風機
・自動空調システム
ここでは、
夏場の工場の暑さにおける対処法について取り上げるので、
夏場の労働環境を整えたい方は参考にしてみてください。
遮熱シート
遮熱シートは屋根・外壁の遮熱性を向上し、
太陽から発せられる輻射熱を遮ります。
専門的な技術が必要ない点が特徴。
塗りムラを気にせずに済みます。
遮熱シートを機械に付けることにより、輻射熱による暑さを対策できます。
遮熱塗料
遮熱塗料も夏場の工場の暑さを対処する方法。
工場の外観を綺麗に保つことができます。
職人の技術により、塗りムラなどが発生する場合がある点に注意する必要があります。
断熱材
断熱材も夏場の工場の暑さを対処する方法です。
断熱材の暑さにより、断熱性が変わります。
遮熱シートと併用し、夏場の工場の暑さを対策します。
カバー工法
カバー工法も暑さを対処する方法の1つに挙げられます。
既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せ、断熱性・遮熱性を向上します。
工場の稼働を止めずに済む点もカバー工法のメリットです。
屋根が著しく劣化している場合、葺き替え工法を検討しなければなりません。
スポット空調
スポット空調で特定の場所における暑さを対策することも夏場の工場の暑さを対処する方法。
どこにスポット空調を設置するかについて検討することが重要です。
大型扇風機
大型扇風機は熱が工場内にこもりにくくします。
冷房効率を向上させるためにエアコン・大型扇風機を併用してみてはいかがでしょうか?
ホコリが舞いやすい点に注意が必要です。
自動空調システム
自動空調システムにより、温度・湿度を自動で調整できます。
手動で温度調整を行わずに済む点がメリット。
予算と相談しつつ、導入するか検討しなければなりません。
まとめ
夏場の工場は太陽から発せられる輻射熱に加え、
建物の材質・工場内に設置されている機械から発せられる輻射熱などによって暑くなります。
暑くなる原因を把握し、適切な方法で対処することが重要。
遮熱シートは屋根・外壁だけではなく、機械にも付けられます。
塗りムラなどを気にせずに済む点もおすすめです。
断熱材と併用し、夏場における労働環境を整えてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
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・リフォームを検討している方は業者に遮熱シートを用いるか一度相談してみてください。
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カテゴリ:工場・倉庫の屋根遮熱対策ブログ