2025年05月19日

原因と対策のポイントを紹介!
物流倉庫では、さまざまな商品の仕分け・梱包などの作業が行われています。
物流に支障をきたさないためには、従業員の生産性を低下させないことが重要です。
生産性が低下している原因を分析し、
適切な方法で対策することが物流倉庫に求められます。
暑さは従業員の生産性が低下する原因の1つ。
今回の記事では、物流倉庫が暑くなる原因に加え、
暑さを対策する方法について取り上げます。

物流倉庫で暑さ対策が必要な理由
物流倉庫で暑さ対策を行う際、
どのような理由で対策する必要があるかについて押さえておくことが重要。
理由は複数存在します。
主な理由として、以下のものが挙げられます。
・従業員の生産性の向上
・熱中症のリスク軽減
・冷房効率の向上
・環境対策
・物流倉庫内の機械・配送する荷物の劣化防止
まずは物流倉庫で暑さ対策がどうして必要なのかについて解説するので、
気になる方は参考にしてみてください。
従業員の生産性の向上
物流倉庫の暑さを対策する理由の1つに従業員の生産性を向上することが挙げられます。
暑さは従業員の生産性を低下させる原因。
夏場に従業員の生産性が大きく低下するなどの悩みを感じている方も多いのではないでしょうか?
Job総研の2023年夏の働き方実態調査の結果、
暑さで仕事に対するやる気が減少したと回答した方が88.8%を占めます。
51.8%の方がアンケートで夏バテが仕事に影響を与えたと回答。
暑さ対策を行う際、
2023年夏の働き方実態調査などのデータを参考に進めることをおすすめします。
2023年夏の働き方実態調査のURL:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000013597.html
熱中症のリスク軽減
従業員が熱中症を発症するリスクを軽減することも物流倉庫での暑さ対策が必要な理由です。
熱中症などにより、
予想外の事故が発生する場合もあります。
従業員の安全を守るために物流倉庫内での暑さに対して意識を向けることが重要。
従業員に熱中症の対策を徹底することを啓発し、
1つでも多くのリスクを回避することが物流倉庫の業務で求められます。
冷房効率の向上
冷房効率の向上も暑さが必要な理由です。
物流倉庫内で快適に業務に行えるかどうかの1つに冷房効率が挙げられます。
環境対策
冷房効率を向上により、環境保護に貢献できる点もメリットです。
環境保護に対する意識が高いかどうかも企業が評価されるポイント。
評判を良くするためにも、
環境保護のために一体何ができるかについて一度検討することをおすすめします。
物流倉庫内の機械・配送する荷物の劣化防止
物流倉庫内の機械・配送する荷物の劣化を防止することも暑さ対策が必要な理由に挙げられます。
業務に用いる機械が故障すると、
業務に支障をきたす場合があります。
商品の仕分けなどの作業が滞りなく進めるためにも、
機会の故障を防ぐことが重要。
配送する荷物が暑さで劣化すると、
トラブルが発生する場合があります。
トラブルの件数を1つでも減らすためにも暑さで荷物が劣化することを防ぎましょう。
物流倉庫が暑くなる原因
物流倉庫が暑くなる原因は複数存在します。
主な原因は以下の通り。
・太陽の輻射熱
・屋根・外壁の材質
・物流倉庫に設置されている機械
・物流倉庫の天井
・物流倉庫の面積
ここでは、各原因について取り上げます。
太陽の輻射熱
太陽の輻射熱は物に熱を伝える性質があります。
物流倉庫の屋根・外壁などに熱を伝え、室内の温度が上がってしまいます。
屋根・外壁の材質
屋根・外壁の材質によっては物流倉庫が暑くなりやすいです。
金属・セメントは熱を吸収しやすいため、暑さ対策を行う際は注意が必要。
物流倉庫に設置されている機械
物流倉庫に設置されている機械から発せられる輻射熱も物流倉庫が暑くなる原因です。
機械周辺が暑くないか従業員から聞き、
暑さ対策を進めることをおすすめします。
物流倉庫の天井
物流倉庫の天井が高いと、冷房効率が低下します。
暑さ対策を行う際は物流倉庫の天井に配慮する必要があります。
物流倉庫の面積
物流倉庫の面積も暑くなる原因。
広ければ広い程、冷房効率が低下し、暑くなりやすくなります。
物流倉庫内で暑さ対策を行う際のポイント
物流倉庫内で暑さ対策を行う際、ポイントを押さえることが重要です。
主なポイントとして、以下のものが挙げられます。
・遮熱シートなどで物流倉庫の遮熱性を向上
・物流倉庫内の機械から発せられる輻射熱の対策
・大型扇風機による冷房効率の向上
・換気を行う頻度の見直し
・自動空調システムの導入
ここでは、
対策時のポイントについて紹介します。
遮熱シートなどで物流倉庫の遮熱性を向上
遮熱シートなどで物流倉庫の遮熱性を向上することが暑さ対策のポイント。
太陽などから発せられる輻射熱をいかに遮るかにより、
物流倉庫内の温度が変わります。
物流倉庫内の機械から発せられる輻射熱の対策
物流倉庫内の機械から発せられる輻射熱の対策も暑さ対策のポイントに挙げられます。
機械に遮熱シートを付け、
輻射熱を対策することが可能。
空調スポットを機械の近くに設置し、
暑さを対策することも重要です。
大型扇風機による冷房効率の向上
大型扇風機で冷房効率を向上させることも暑さ対策のポイントに挙げられます。
熱中症などのリスクを最小限に抑えるためには、
冷房効率をいかに改善するかも検討しなければなりません。
換気を行う頻度の見直し
換気を行う頻度を見直し、
物流倉庫内に熱がこもりにくくすることも暑さ対策のポイントです。
自動空調システムの導入
自動空調システムによる温度・湿度の調整も暑さ対策の方法に挙げられます。
手動で温度の調整を行わずに済みます。
従業員の生産性を向上させるために温度を調整する手間を省きたいと感じている方も多いのではないでしょうか?
まとめ
物流倉庫で暑さ対策を行うことにより、
熱中症のリスクを最小限に抑えることができます。
労働環境が改善されると、従業員の生産性の向上に繋がります。
暑さ対策を行う場合、遮熱シートを検討してみてはいかがでしょうか?
屋根・外壁だけではなく、
機械から発せられる輻射熱も対策できる点がおすすめの理由。
費用などを踏まえ、
断熱材などによる暑さ対策を併用することも従業員の生産性を向上させるポイントです。

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この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町
・リフォームを検討している方は業者に遮熱シートを用いるか一度相談してみてください。
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カテゴリ:工場・倉庫の屋根遮熱対策ブログ