2025年05月15日
工場の暑さ対策は必須!室温が上がる原因や熱中症対策も紹介
工場で長時間にわたって作業を行い続ける場合、
室内の暑さに注意が必要です。
室温が上がると、様々な問題に発展する場合があります。
室温が上がる原因を把握し、
暑さを一体どのように対策するかが従業員の生産性を向上するポイント。
「室内が暑くて、仕事に集中できない」
「夏場になると疲れやすくなる」
などの悩みを耳にしている方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、工場の室温が上がる原因だけではなく、
熱中症対策の方法についても紹介します。
工場の屋根修理・リフォームなどを近いうちに予定している方は一度参考にしてみてください。
工場の室温が上がる原因
工場の室温が上がる主な原因として、以下のものが挙げられます。
・太陽の輻射熱
・工場の屋根
・工場の外壁
・工場内に設置されている機械
・高い天井
・換気が不十分
まずは工場の室温が上がる原因について取り上げます。
気になる方は一度チェックしてください。
太陽の輻射熱
太陽から輻射熱が発せられます。
輻射熱は物に熱を伝える性質を持つ熱。
熱が床などに伝わった結果、室温が上がり、
暑く感じやすくなります。
熱中症などを対策する際は太陽からの輻射熱をどのように遮るかが重要です。
工場の屋根
工場の屋根も室温が上がる原因。
輻射熱が工場の屋根に伝わった結果、室内が暑くなります。
屋根の材質によって、熱の伝わりやすさが変わってきます。
工場の屋根に用いられている主な屋根材は以下の2つ。
・金属屋根
・スレート屋根
屋根材に用いられている金属・セメントは熱を吸収しやすいです。
熱中症対策を行う際は、
屋根材の材質について一度チェックすることをおすすめします。
工場の外壁
屋根だけではなく、外壁に用いられている外壁材の材質も室温が上がる原因です。
金属・セメントが用いられている場合があります。
工場の室温が上がった場合、
外壁の遮熱性・断熱性が十分なのかどうかチェックすることが重要。
工場内に設置されている機械
工場内に設置されている機械も室温が上がる原因の1つです。
輻射熱が機械から発せられた結果、室内が暑く感じやすくなります。
熱中症を対策する際は、一体どこに機械が設置されているか意識することをおすすめします。
高い天井
工場によっては、天井が高いです。
天井が高ければ高い程、冷房効率が低下します。
熱中症対策を行う際は天井の高さに配慮する必要があります。
換気が不十分
工場内に熱がこもっていると、室温が上がります。
換気が不十分な場合、熱中症などのリスクが上がるため、注意が必要です。
室内が広い
室内の広さも工場の室温が上がる原因。
広ければ広い程、冷房効率が低下し、暑くなりやすいです。
室内の広さを踏まえ、どこにエアコンなどを設置するか検討してみてください。
熱中症の対策方法
工場内で従業員が熱中症を発症することをいかに防ぐかが労働環境を改善するポイント。
熱中症対策の方法は複数存在します。
主な方法として、以下のものが挙げられます。
・遮熱シート
・スポット空調
・大型扇風機
・遮熱塗料
・自動空調システム
・水分補給
・空調服
工場内の労働環境を整えたい方に向けて熱中症の対策方法について触れていくので、
気になる方は参考にしてみてください。
遮熱シート
遮熱シートは太陽から発せられる輻射熱を遮ります。
株式会社ライフテックのサーモバリアなどが遮熱シートの一例です。
輻射熱を遮ることにより、冷房効率が向上します。
塗りムラなどが気にならない点もメリット。
スポット空調
スポット空調により、特定の場所を涼しくすることも熱中症対策の一環です。
業務に用いる機械が一体どこに設置されているかを踏まえ、
スポット空調を設置することをおすすめします。
大型扇風機
大型扇風機は工場内の空気を循環させるための設備。
熱がこもると、室温が上がります。
大型扇風機で空気を循環させることにより、冷房効率が向上します。
ホコリが舞いやすいため、
普段から掃除を行い、ホコリを舞いにくくすることが重要です。
遮熱塗料
遮熱塗料も太陽などから発せられる輻射熱を遮る方法。
遮熱シートなどに比べ、費用を抑えられます。
職人の技術によって仕上がりが変わる点がデメリットです。
自動空調システム
自動空調システムは温度・湿度を自動的に調整するシステム。
従業員が手動で温度調整を行う手間を省くことができます。
水分補給
水分補給を適宜行い、熱中症を対策することも重要です。
従業員に対し、熱中症対策の意識を高めることも求められます。
経口補水液・スポーツドリンクで体調を整えることがポイント。
空調服
空調服で外部の空気を取り入れつつ、服内の熱を放出することで体温を下げられます
熱中症対策を工場内で行う場合、
従業員に空調服の着用を義務付けるかどうかについて一度検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ
工場の室温が上がる原因は数多く存在します。
屋根・外壁は太陽光に長時間晒され続けています。
輻射熱が室温を上げ、
熱中症のリスクを上げる点に注意が必要。
遮熱シートは屋根・外壁に貼ることができるだけではなく、
塗りムラなどが気にならない点もメリットです。
輻射熱を遮ることにより、冷房効率も向上します。
熱中症対策を意識した屋根修理・リフォームを行う際は遮熱シートを用いるか一度検討してみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町
・リフォームを検討している方は業者に遮熱シートを用いるか一度相談してみてください。
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カテゴリ:工場・倉庫の屋根遮熱対策ブログ