2025年05月28日

室内で仕事・家事などを行う際、温度調整が重要です。
温度・湿度により、居心地が変わります。
「夏場になると、暑さで作業が思うように進まない」
「冬場になると、手が悴んで思うように動かない」
などの悩みを感じている方も多いのではないでしょうか?
暑さをいかに対策するか検討し、
仕事・家事などを効率よくできる環境を整えることをおすすめします。
今回の記事では、
折半屋根の暑さ対策に遮熱シートが効果的な理由について取り上げます。
屋根修理・リフォームを予定している方は参考にしてみてください。
折半屋根とはそもそも何か
折半屋根とは、
ガルバリウム鋼板・亜鉛メッキ鋼板・塩ビ鋼板などを折り曲げ、波型に加工した屋根を指します。
工場・倉庫などに折半屋根が用いられています。
折半屋根が暑くなる原因
折半屋根がどうして暑くなるのか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?
暑くなる原因を踏まえ、
適切な方法で対策を進めることが重要。
主な原因として、以下のものが挙げられます。
・太陽から発せられる輻射熱
・折半屋根の材質
・遮熱シートなどの対策が不十分
ここでは、各原因について説明します。
太陽から発せられる輻射熱
太陽から発せられる輻射熱により、
折半屋根が暑くなります。
輻射熱は物に熱を伝える性質を持つ熱。
折半屋根だけではなく、
外壁・床などにも熱を伝えます。
室内が暑いと感じた場合、
外壁・床などの暑さ対策が十分かどうか意識を向けることをおすすめします。
折半屋根の材質
折半屋根の材質も暑くなる原因の1つ。
折半屋根に用いられているガルバリウム鋼板などの屋根材は熱を吸収しやすいです。
遮熱シートなどの対策が不十分
遮熱シート・断熱材・遮熱塗料などによる暑さ対策が不十分な点も折半屋根が暑くなる原因。
屋根修理・リフォームを行う際、
遮熱シートなどが用いられているかを把握した上で施工のプランを立てることをおすすめします。
折半屋根の暑さ対策に用いられる遮熱シートとは何か
折半屋根の暑さ対策のために遮熱シートが用いられる場合があります。
遮熱シートとは、
太陽などから発せられる輻射熱を遮り、室内の暑さを対策するためのシート。
サーモバリアを製造している株式会社ライフテックをはじめ、
さまざまなメーカーが遮熱シートの製造に携わっています。
気になる遮熱シートを見つけた場合、
価格だけではなく、性能もチェックすることをおすすめします。
折半屋根の暑さ対策に遮熱シートが効果的な理由
折半屋根の暑さ対策に遮熱シートがどうして効果的なのか気になっている方が多いのではないでしょうか?
効果的な理由として、
主に以下のものが挙げられます。
・屋根以外の場所に用いることができる
・冷房効率を向上できる
・電気代の節約に繋がる
・室内の物の劣化を防ぐ
・塗りムラなどを気にしなくて済む
ここでは、
折半屋根の暑さ対策に遮熱シートが効果的な理由について解説します。
屋根以外の場所に用いることができる
遮熱シートは折半屋根だけではなく、
外壁・室内に設置されている機械に用いることができます。
暑さの原因が折半屋根以外にあるかどうかチェックしてみてください。
冷房効率を向上できる
冷房効率が向上できる点も遮熱シートが折半屋根の暑さ対策に効果的な理由。
室内での作業を効率よく進めたいと感じている場合、
冷房効率を向上させ、熱がこもりにくくすることが重要です。
暖房から発せられる熱が外に逃げにくくすることにより、
寒さを対策できる点も遮熱シートのメリットに挙げられます。
冬場の寒さが作業に支障をきたすと感じている方は遮熱シートによる寒さ対策も検討してみてください。
電気代の節約に繋がる
冷房効率の向上は電気代の節約にも繋がります。
毎月の電気代を少しでも抑えたい場合、
遮熱シートによる冷房効率の向上を検討してみてはいかがでしょうか?
室内の物の劣化を防ぐ
室内の物が折半屋根の暑さで劣化することを防ぐことも遮熱シートが効果的な理由。
暑さに弱い物を室内に数多く保管している場合、
遮熱シートで折半屋根の暑さを対策してみてはいかがでしょうか?
工場・倉庫などの場合、
暑さで物が劣化すると、生産ロスの向上などに繋がります。
塗りムラなどを気にしなくて済む
塗りムラなどを気にしなくて済む点も遮熱シートが折半屋根の暑さ対策に効果的な理由。
遮熱塗料の場合、
職人の技術によって性能が発揮されない場合があります。
断熱材は太陽から発せられる輻射熱を対策できない点に注意が必要です。
折半屋根の暑さ対策を行う場合、
遮熱シートと断熱材を併用することをおすすめします。
まとめ
遮熱シートは塗りムラなどを気にしなくて済むため、
折半屋根の暑さ対策に効果的。
折半屋根に用いられているガルバリウム鋼板などが吸収する輻射熱を遮り、
室内が暑くなりにくくなる点も効果的な理由に挙げられます。
断熱材を併用することにより、
対流熱・電動熱も対策できます。
遮熱シートを折半屋根に貼る場合、
高所での作業が必要になるため、信頼できる業者に一度相談してみてください。

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この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
〇いらかの屋根外壁工事、施工得意エリア
平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市・藤沢市・鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市・厚木市・秦野市・小田原市・大磯町・二宮町・大井町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市・清川村・愛川町・相模原市・寒川町
・リフォームを検討している方は業者に遮熱シートを用いるか一度相談してみてください。
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カテゴリ:工場・倉庫の屋根遮熱対策ブログ